先物を取引する上で、一番風変わりな仕組みが限月です。株式市場にはない仕組みなので、ここで簡単に紹介しておきます。
先物取引とはその名の通り、将来のある時に、商品を売買する予約みたいなものです。先物取引に参加している人の目的に応じて、3月末での売買予約、さらには6月、9月、12月末での売買予約というように、各月の終わりでの売買予約ができるようになっています。こういった月ごとの仕組みを限月といいます。限月は、たとえば大豆農家や業者から見ると便利な仕組みです。
でも我々のようなトレーダーから見ると、一つの先物に、先物3月限、先物6月限、先物9月限、先物12月限というように同時に4つの先物が売買できる状態にあるというわけです。こんな仕組みは株式にはなくて、馴染みがありません。だからちょっと先物は複雑だ、と思ってしまうのです。
少し具体的に、先物の動きを見てみましょう。
今日が2003/6/1だとします。最も予約日が近いのは先物6月限です。続いて近いのが9月限、12月限、来年の3月限がマーケットに並んでいるのが分かります。
先物6月限は、売買の予約日が6/31と決められており、それ以降は取引できないようになっています。だからチャートも6月で切れてしまいます。

もし、あなたが大豆農家なら、先物6月限の売り注文をだし、予約日の6/31に倉庫に眠る大豆を売ることになります。でも、投資家やトレーダーたちの目的は、先物6月限の予約日(6/31)に大豆を1トンくらい自宅に持って帰るのが目的なワケがありません。第一に置くところがないはずですし、食べ切れません。
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